イヤホンの種類、主に耳に当たる部分の形状の違いについては前回「イヤホンの選び方 – カナル型とインナーイヤー型イヤホンの違い」でご理解いただけたと思います。今回はイヤホンの機器との接続方法について考えたいと思います。
イヤホンの接続方法で見る2つのタイプ
接続方法には大きく分けて、有線型と無線型があります。有線型は耳に当たる方の反対側についているプラグを機器にさしsこんで、直接機器からの音を伝達する方法。無線型は機器から音楽の再生データを無線で飛ばし、イヤホン側の受信機で受信する方法です。
有線型
有線型は、金属の端子同士を直接接続させて音楽データを伝える仕組みで、昔からある接続タイプです。イヤホン側のプラグをスマートホン等の端子に接続して使用します。左のようなΦ3.5mmステレオプラグが使われています。
プラグや端子の材質により音の伝導率が異なり、金メッキ等が施されている端子・プラグの方が音の伝導率が良く高音質でその分価格も高くなります。
有線タイプは、無線タイプとは違い、コードの煩わしさが弱点ですが、音質を考えると、Bluetoothのように伝送時に音のデータ・周波数をカットしないので、原理的に高音質となります。そのためワイヤレスが主流になりつつありますが、音質にこだわって有線タイプを支持する人も多くいます。
有線タイプでもマイク付きリモコン機能を搭載してるモデルもあり、スマホでの通話にも対応しているものもあります。
無線型
いわゆるワイヤレスと呼ばれるもので、Bluetoothが主流になっています。スマートフォンやPCなど幅広い機器に普及しており、データ転送をスムーズにできるのが特徴です。スマホがBluetoothに対応していれば、イヤホン側の受信機でワイヤレスに音声データを受信することができます。商品にもよりますが20mも離れた場所でも受信できるものもあるので、コードの長さを気にせず使用できます。機器をカバンの中に入れたままでもイヤホンをして音楽を聴くことも可能です。
Bluetoothイヤホンで音質を左右するのは「コーデック」といわれる音声伝送規格。初期の「SBC」は情報量が少なく、音の遅延もあり音質はそれなりでした。
最近では、iPhoneで採用している高音質・低遅延の「AAC」、一部のAndroid端末で採用されている「aptX」、ハイレゾ相当の伝送に対応する「LDAC」や「aptX HD」という規格が開発されていますが、は送信側(スマホ側)もこれらのコーデックに対応している必要があります。
オススメ最新機種の紹介
厳選!有線タイプ高音質イヤホン

audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-CKR50
バランスのよい高音質が聴けるカナル型イヤホン。制振性を高める真鍮スタビライザーを備えたドライバーを搭載しており、解像度の高い中高域と豊かな低域をカバーしています。3.5mmステレオミニプラグによる有線接続専用で、マイクやリモコン機能は搭載されていないシンプル仕様。機能性よりも音質重視です。

人気イヤホンSHURE SE315がパッケージをリニューアルして新登場!シングル高精度マイクロドライバーを搭載して、バランスの良いフルレンジサウンドを実現。最適化設計されたベースポートは、通気型ドライバーを採用することで低域性能を最適化します。また、曲がり具合を保持するケブラー素材の着脱式強化ケーブルにより、簡単に交換することが可能。確実で快適なフィット感を提供します。

SONY / XBA-N3 ハイレゾ対応 ハイブリッド密閉型カナルイヤホン
XBA-N3は原音そのままの美しい音楽表現と高い装着性を両立したハイレゾ対応カナル型のイヤホンです。ダイナミックドライバー1基とバランスド・アーマチュアドライバ1基を搭載したハイブリッドモデルとなります。ドライバーユニットの後方に設けた拡張音響空間に極細の音響管を接続することで、、広がりのある自然な音場も実現しています。
厳選!無線Bluetoothタイプイヤホン

左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンWF-1000Xは、周囲の音をカットするノイズキャンセル機能、音楽を聴きながら周囲の音が聴こえるアンビエントサウンド機能、専用アプリで音質や細かいセッティングを行うことができる、多機能なワイヤレスイヤホン。もちろん、音質も良く、厚みのあるしっかりした低音と、クリアで伸びの良い中高音はどんなジャンルにも合うオールマイティなサウンドです。シンプルながらもマットな質感、洗練されたデザインは、ビジネススタイルにばっちり決まります。

SOL REPUBLIC / RELAYS SPORT WIRELESS ALFA
激しい動きでも外れにくい、フィット性を重視したワイヤレスイヤホンならRELAYS SPORT WIRELESS ALFAがおすすめです。独自の「FreeFlexテクノロジー」により、ランニングやジムトレーニング中でもイヤホンが外れにくく、トレーニングに集中しながら音楽を楽しむことができます。連続再生時間は最大8時間。クイックチャージ機能により、10分の充電で1時間音楽再生が可能。万が一充電が切れてしまっても、ちょっとした休憩時間に充電できれば、すぐに音楽を聴くことができます。

デンマークの高級家電メーカー バング・アンド・オルフセンのBluetoothワイヤレスイヤホンEarsetは、北欧メーカーらしい独特のデザインと、高級ホームスピーカーやオーディオプレーヤーで培ってきた高品質なサウンドがポイント。まず目が行くのは特徴的な形をしたイヤーフック。耳の上にフィットさせることで、頭を振っても外れにくい、高い装着性を発揮します。オープンエアータイプで、音の籠りがなく、抜けるような音場の広がり、クリアな中高音を楽しむことができるがポイントです。
コメント