心肺蘇生の講習へ行ってきました。倒れて意識不明の方を、救急隊が来るまでの間手当てをするための講習でしたが、なかなかハードでした。
最後に実技試験があるので、必死に覚えて練習したりしていたのですが、さすがにおじいちゃんぐらいの歳になるとなかなか頭に入りません。
実技試験の内容はというと、テキストに書いてあるセリフを覚えて、被災されたテイの人形に向かって段取りどおりに、問いかけ、胸骨圧迫、人工呼吸を行うという演技をするのですが、いわゆる小芝居的な…(笑) ってそれだけなんですが一連の流れを覚えられないのとセリフが出てこなかったので、おじいちゃん的には相当辛かったです。若い人にはどうってことないのかもしれませんが。
- 「反応の確認!」
- (倒れている人の両肩をたたいて)「もしもし!大丈夫ですか?」を3回
- 「反応なし」
- 「呼吸の確認!」
- (お腹と胸の間に手を乗せて6秒数えて)「呼吸なし」
- 「Aさん!救急車を呼んでください。Bさん!AEDを持ってきてください」
- ①「胸骨圧迫30回」(100~120回/分)
- ②気道確保(おでこをもって顎を上げる)
- ③人工呼吸2回
- ①②③を合計3サイクル
- 「反応の確認」
- (お腹を見て6秒)「反応あり、組成成功、救急隊到着」
とまぁこれだけで、これでも今回はAEDを貼り付けて動かすのは省略されていました。
胸骨圧迫は5cm圧迫すること。人形の胸部にメーターがついていてどれだけ沈んだかが教官はそれでチェックするんですよね。6cmだと減点の対象になるのだとか。2,3回は練習しましたが、1cm違っても減点って厳しくないですか?そりゃぁ実際には命がかかっている場面でしょうけど。
人口呼吸も400~600mlの息を吹き込むという実技。そんなんわかるか!幸い最近はキューマスクというものを使うので他の方との間接キッスの心配はありませんでした。本当に難しい。
セリフの間違いや胸骨圧迫、人工呼吸の数値が規定外だと減点対象になり、80点で合格。
おじいちゃんは、セリフが出てこずしばらく躊躇した場面も何か所かありましたが、抜かして先に進むよりはゆっくりでも思い出して続けたほうが原点にはならないらしいということで、時間をかけて何とか合格しました。人工呼吸の際に鼻をつまむのを1回忘れましたが、これくらいですかね(笑)
それにしても、教官が高圧的でした。いくら命がかかっている心肺蘇生の講習だからといっても、教え方は今の時代にそぐわないような、怒鳴りつけるようなものでした特に若い人に対しては「お前!何やってんねん!」「そんなこと教えとらんぞ、こらぁ」「何を聞いてたんや!耳ついとるんか!」
教える立場に慣れてしまうとそういう人間になってしまうのかねぇ。お前が偉いわけでは決してないぞ。立場が違うだけだぞっと、言ってやりたい。
若い人は結構委縮してしまって、思ったようにできずにやり直しさせられてた人もいましたね。結局はやり直しして全員が合格するんですけど。ホンマお前こそどんだけ偉いねん。どうせ教育するなら気分よくやりましょうや。
おじいちゃんも部下にいろいろと教えることがありますが、気を付けてやりましょう。
…….愚痴でした、すみません。
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